2026/07/14 00:44
Relokkeとは
Relokkeは広告幕やターポリンなど役目を終えた素材を活用し、日常で使える製品や、ものづくりを楽しめるワークショップへと生まれ変わらせるブランドです。
屋外広告幕やイベント幕は、まちの中で情報を伝えたり、空間を彩ったりする役割を持っています。 しかし、掲出期間や使用期間が終わると、多くの場合は廃棄物として処分されます。
Relokkeは、そうした素材を単なる「廃材」として見るのではなく、色や柄、使われてきた場所の記憶を持った素材として捉えています。
広告幕には、印刷された文字、写真、ロゴ、色面、余白、折れ跡や傷など、ひとつとして同じ表情はありません。 そのため、同じ形の製品であっても、切り取る場所によって完成品の表情は大きく変わります。 Relokkeのものづくりでは、この偶然性を魅力として活かします。
同じものがひとつとしてないこと。
素材の背景を話したくなること。
丈夫で、日常の中で使いやすいこと。
外に持ち出したくなること。
Relokkeは、そうした価値を大切にしながら、役目を終えた素材に新しい役割を与えています。
アップサイクルとは
アップサイクルとは、使い終わったものをそのまま捨てるのではなく、 素材の特徴や魅力を活かして、新しい価値を持つものへ生まれ変わらせる考え方です。
リサイクルは、一度素材を原材料に戻してから再利用することが多いのに対し、 アップサイクルは、今ある素材の形や質感、色柄、機能をできるだけ活かします。 たとえば広告幕やターポリンは、屋外で使用されることを前提につくられているため、 耐久性や防水性に優れています。
Relokkeでは、その丈夫さや素材感を活かしながら、バッグ、ケース、雑貨、ワークショップ用パーツなどへ展開しています。
素材の個性を消すのではなく、活かす。役目を終えたものを、もう一度使いたくなるものへ変える。
それがRelokkeの考えるアップサイクルです。
ワークショップで伝えたいこと
Relokkeでは、製品づくりだけでなく、アップサイクルを体験できるワークショップも行っています。 ワークショップでは、参加者が実際に素材を選び、手を動かしながら自分だけのアイテムをつくります。
広告幕やターポリンの色や柄は、切り取る場所によって一つひとつ異なります。 そのため、完成するアイテムは、同じものがひとつとしてありません。 自分で選び、自分で組み立て、完成したものを持ち帰って使う。 その体験を通じて、参加者は「捨てられるはずだったものが、新しい価値を持つものに変わる」過程を自然に感じることができます。
Relokkeのワークショップは、楽しい工作体験であると同時に資源の循環や、ものを大切に使うことについて考えるきっかけでもあります。

つくる過程まで、責任あるものづくりへ
Relokkeが大切にしているのは、素材を再利用することだけではありません。 どのような素材を使うのか。どのように洗浄・選別するのか。 誰が断裁や縫製を行うのか。どのような環境で製造されるのか。どのように参加者や使い手へ届けるのか。 こうした一連の流れを見えるようにすることも、アップサイクルにおいて重要だと考えています。
そのためRelokkeでは、製造パートナーである株式会社エヌ・ケーとの連携を大切にしています。 広告幕やターポリンは丈夫な素材である一方、厚みや硬さにばらつきがあり、一般的な布とは異なる扱いが必要です。
ワークショップで安全に、楽しく、完成度の高いものづくりを体験していただくためには、素材の特性を理解した断裁・縫製・加工が欠かせません。 株式会社エヌ・ケーは、Relokkeの製品づくりやワークショップにおいて、重要な役割を担っています。
Relokkeが企画・製造設計・運営を行い、株式会社エヌ・ケーが断裁・縫製を担う。
このように役割を明確にすることで、どの工程を誰が担っているのかが見えるサプライチェーンをつくっています。
株式会社エヌ・ケーとB Corporation™認証
株式会社エヌ・ケーは、B Corporation™認証を取得している企業です。 B Corporation™、通称B Corpは、企業の社会的・環境的な取り組みを評価する国際的な認証です。 環境への配慮だけでなく、従業員、地域社会、顧客、ガバナンスなど、企業活動全体に対する姿勢が評価されます。
RelokkeがB Corp認証企業である株式会社エヌ・ケーと連携する理由は、アップサイクルを「素材を再利用する取り組み」だけで終わらせないためです。 素材の再利用に加えて、つくる人や場所にも配慮すること。工程や役割を見えるようにすること。 参加者や使い手が安心して関われる仕組みにすること。こうした考え方を、ものづくりの中に取り入れるために、Relokkeは株式会社エヌ・ケーとの連携を大切にしています。
また、株式会社エヌ・ケーの工場では、100%再生可能エネルギーによる電力を使用しています。 製造時に使用する電力由来のCO₂排出を実質ゼロに抑えることで、素材の再利用だけでなく製造工程における環境負荷にも配慮しています。

サプライチェーンを見える化する理由
サプライチェーンとは、素材が集まり、加工され、製品や体験として届けられるまでの一連の流れのことです。Relokkeでは、素材の回収から、洗浄・選別、断裁・縫製、ワークショップでの製作、完成品の利用まですべてをひとつの流れとして考えています。
アップサイクルは、「廃棄されるものを再利用している」という点が注目されやすい取り組みです。 しかし、Relokkeが目指しているのは、その先にある仕組みづくりです。 どこから来た素材なのか。どのように加工されているのか。誰がつくっているのか。どのように使い手へ届くのか。 その流れをできるだけ見える形にすることで、 素材を提供する企業や団体、製造に関わるパートナーやワークショップに参加する方、 完成品を使う方が、安心して関われる取り組みになります。
Relokkeにとってサプライチェーンの透明性は、ブランドの信頼性そのものです。

Relokkeが目指すこと
Relokkeが目指しているのは、環境に良いことを特別なものにするのではなく、 日常の中で自然に選ばれるものにすることです。
アップサイクル製品だから使うのではなく、使いやすいから使う。 丈夫だから使う。気に入ったデザインだから持ち歩く。 そして、その背景を知ると、もっと大切にしたくなる。 そんな製品や体験を増やしていきたいと考えています。
役目を終えた広告幕やターポリンは一方見方を変えれば、まだ使える素材です。 その素材に新しい役割を与え、まちやイベントの記憶を、次の人の日常へつないでいく。 Relokkeは、パートナー企業とともに、素材の背景とつくる工程を大切にしながら、 これからもアップサイクルの可能性を広げていきます。

